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【自腹で買って本音レビュー】Nikon Z 24-120mm f/4 S購入から使用までのリアルな体験記

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カメラ好きの皆さんこんにちは、スマホより綺麗な写真が撮りたいつりふぁすです。

つい先日(2024年10月11日)、1年半悩んだ末に生涯2本目となるレンズを買いました。(1本目はキットレンズのNIKKOR Z DX 16−50mm f /3.5−6.3)

本記事では、

  • 買うまでに何で悩んでいたのか?
  • 買ってみてどう感じたか?

を中心に書き残してみました。あなたのレンズ選びの参考になれば幸いです。

2本目のレンズとして選んだのはNIKKOR Z 24−120mm f4。選んだ理由は後ほど。
目次

買うまでに何で悩んでいたのか?

悩んでいた理由は多岐にわたりますが、自分に合ったレンズを選ぶことの重要性を理解していたからこそ、悩んでいました。

この決断には色んな要因が絡んでいました。

それはこちら。

  • 自分が撮りたい(好きな)画角はどれなのか?
  • 薄暗い環境でも撮りやすいF値の小さなレンズも欲しい
  • できれば1本で様々なシチュエーションに対応できるレンズ
  • なるべく軽いレンズ
  • できるだけ評判の良いレンズにしたい

それらを一つ一つ解決するため、キットレンズである「NIKKOR Z DX 16−50mm f /3.5−6.3」でこの1年半の間、色々試していきました。

私が行った悩みの解決手段

レンズ選びに際して、私は多くの情報を収集し、実際に体験を通じて悩みを解決しようとしました。

まずは気になるレンズのレビューをインターネットで読み漁り、画角に関しては今持っている「NIKKOR Z DX 16−50mm f /3.5−6.3」を使って自分に合うかどうか試すことから始めました。

このレンズの画角を固定し、さまざまな撮影シチュエーションを想定して挑戦することで、他の製品と比較しやすくなりました。

実際に使ってみて、このレンズがどのように感じるのか、またどのように表現できるのかを深く考察したことが、私の選択に大いに影響しました。

①NIKKOR Z DX 16−50mm f /3.5−6.3の画角をあえて固定して撮影に挑む

これは自分が撮りたい(好きな)画角はどれなのか?を探すために行いました。

この方法が非常に効果的だったと感じています。

画角をわざと固定することで、撮影する対象や環境に対する理解が深まりました。

特に、風景やポートレート撮影において、どのような情報をカメラに捉えさせるのかを探る良い練習になったのです。

この方法を通じて、自分の撮影スタイルや求める画質をチェックし、最終的に購入の決断を下すのに必要な情報を得ることができました。

ちなみにNikon Z30はAPS-Cサイズのため、35mm換算では1.5倍の焦点距離となります。

まずは広角側16mm(フルサイズ換算24mm)での撮影に始まり、20mm、24mm、28mm・・・など(実際はもっと細かく刻みながら)、丸1日はその画角固定で撮影。

そして撮った写真を見返し、自分が良いなと思えた写真の画角を確認していきました。

すると50mm(フルサイズ換算75mm)を多用していることがわかり、なおかつ「もう少し寄りたい」「もう少し背景をぼかしたい」「もっと明るく撮影したい」等、潜在的な自分の欲求にも気づくことができました。

大雨のとき、ベランダの淵で爆ぜる雨粒撮影が何気に好きで、この時もう少し寄れたら・・・という思いも強く感じた。

薄暗い環境でも撮りやすいF値の小さなレンズも欲しい

暗い環境でも確実に撮影できるレンズを探している方には、F値が小さいレンズが必須条件です。

私が多用する画角はNIKKOR Z DX 16−50mm f /3.5−6.3の50mm。その時のF値は6.3です。

正直、曇天や木陰の薄暗い中での撮影では暗く感じることも多く、これまでは露出時間を長くする(シャッタースピードを遅くする)ことで対応してきました。

特に、夕方や室内での撮影において、光が足りない状況に対応できるレンズが日増しに欲しくなってきたのです。

一方、晴天の昼間の撮影の場合、F8〜F11程度まで絞って撮影していました。

ですので私の場合で言えば50mmの時のF値6.3より明るければ良しとしてレンズを選びました。

具体的に、F4ほどのレンズであれば、さらに明るいF1.8は(今現在は)必要とも言えず、十分だと考えました。

そこで、このNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sに注目しました。

明るさの点においても十分優れていて、なおかつ開放F値もF4通しで撮影することができ、撮影時のストレスが減りました。

このような優れた特性があるレンズのため、日頃の散歩から旅行、イベント撮影など色んなシチュエーションで活躍してくれています。

理想はレンズ1本で様々なシチュエーションに対応できること

私がレンズ選びで考慮していた最大の要素は、1本のレンズで多様な撮影シーンに対応できるかどうかです。

一旦ここまでを振り返ってみます。購入条件としては、

  • 焦点距離50mm(フルサイズ換算75mm)以上を有していること
  • F値が6.3未満であること

この2点をクリアし、様々なシチュエーションに対応できるとなるとズームレンズ一択です。

話が前後しますが、IKKOR Z 24-120mm f/4 S購入時に比較検討したのが以下のズームレンズです。

  • NIKKOR Z 24−70mm f2.8
  • NIKKOR Z 24−70mm f4
  • NIKKOR Z 28−75mm f2.8
  • タムロン 28−75mmf2.8 G2 Zマウント
  • NIKKOR Z 24−120mm f4

このうち、IKKOR Z 24-120mm f/4 Sであれば、24mmから120mmまで幅広い範囲をカバーできるため、必要にして十分と考えました。

特に、広角から望遠まで非常に高い画質で撮影でき、コンパクトでさまざまな場面を気軽に、最高の画質で楽しむことができます。

結果、撮影が以前より楽しく、より集中して撮影することができています。

なるべく軽いレンズ

先にあげたズームレンズを軽い順に並べるとこうなります。

  • NIKKOR Z 24−70mm f4:500g
  • タムロン 28−75mmf2.8 G2 Zマウント:550g
  • NIKKOR Z 28−75mm f2.8:565g
  • NIKKOR Z 24−120mm f4:630g
  • NIKKOR Z 24−70mm f2.8:805g

持ち運びのしやすさは、レンズ選びにおいて非常に大切な要素です。

特に、撮影旅行や外出時には軽さが重要で、630gのNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sはその利点を存分に活かせる製品です。

重たいレンズでは、長時間持ち歩くことが肩こりの原因になり、楽しい撮影の妨げになります。

しかし、このレンズの軽さのおかげで、より多くのシーンを快適に撮影することができました。

また、軽いことで機動性も向上し、飛び入りの撮影チャンスを逃がさずに済んでいます。

できるだけ評判の良いレンズにしたい

これらのズームレンズはどれも高い評価を受けていたので3ヶ月くらい検討しました(悩んだ)。

今回購入を検討するにあたり、他のユーザーからの評判やレビューが大いに役立ちました。

ネット上での意見を読むことで、多くの具体的な作例を比較することができ、「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の高評価を受けている理由が十分に理解できました。

評判の良い製品を選ぶことで、失敗のリスクを減らせることも大きなポイントです。

各種レビューサイトやSNSでの情報収集が、私の購入判断を後押ししてくれました。

ではいざ買おうとなった9月下旬ごろ、このレンズはとても人気が高いためか納期3ヶ月程度となっていました。

その時はすぐ買える「NIKKOR Z 24−70mm f4」にしようかとも思いながら実店舗(カメラのキタムラ)に行ってみたところ、展示品がありました。

店内で丸1時間ほど試し撮りさせていただいた結果、「これしかない」と確信しました。

展示品とは別に新品在庫も2本あり、その内の1本をめでたく買って帰ることができました。(バンザイ)

買ってみてどう感じたか?

念願のNIKKOR Z 24-120mmf/4 Sを手に入れた後、その使い勝手に本当に感動しました。

購入前に抱いていた不安は全く無駄でした。

レンズ単体630gの重さ(キットレンズ+495g)

持った最初こそキットレンズの16−50mm(135g)よりずっしりとした重さを感じ、一抹の不安を覚えたの事実です。

ですが自宅で小一時間も持っているとすっかり慣れました。

Z30にアクセサリー(ネックストラップと三脚シュー、スモールリグの防風)をつけた状態で重さは1141g。

実際にこの組み合わせで2泊3日の伊豆旅行にも出かけましたがなんの問題もなく携行できました。

630gという重量は見かけ以上に軽く感じられ、長時間の撮影でも疲れを感じることがほとんどありませんでした。

(むしろ適度な重さ故の“良いレンズを付けてる感”があり満足度は上がった)

軽量ながらも丈夫で画質が良いレンズは、特に旅行や外出時に大助かりです。

込み込みの重さで1141g。レンズのサイズ感よりは軽く感じる。
伊豆長岡温泉近くの狩野川沿いを散策。2時間ほど携行してもまったく苦にならなかった。

描写力

撮影する毎に感じることですが、NIKKOR Z 24-120mmf/4 Sの描写力には言葉を失うほどです。

Z30との組み合わせでもキットレンズより1枚も2枚も上手、よく写ると感じました。

特に、開放値であるF4からでもシャープな描写があふれ、色の再現性も非常に高いです。

特に感じるのは画像のスッキリ感。よく見えている感覚がすごいです。

また、解像感やコントラストのバランスが素晴らしく、様々な光の条件下でもしっかりとした表現力を保持します。

驚くべきは、ボケ味も美しく、背景を柔らかくぼかすことが可能です。

このレンズがあれば、どんなシチュエーションでも素晴らしい写真を残せています。

次に遠近感をよく感じられる写りだと感じました。

ついで接写力。APS-Cでは0.58倍となる最大撮影倍率はマクロとは言えませんが、かなり寄った撮影が可能で、解像感や前後のボケ感も私的には申し分ありません。

総評

かなり良いレンズだと感じます。

NIKKOR Z 24-120mmf/4 Sは、私の撮影スタイルに見事にフィットしました。

多彩なシチュエーションに対応可能で、描写力も申し分なく、軽量感も非常に気に入っています。

巷の好評は伊達ではなく、その解像力やボケ感、120mmまでズーム可能であることでかなり使い勝手が良く、よく写るレンズだと思います。

手に入れるまで色々と悩んでいましたが、実際に使っているうちにこのレンズの価値を再確認することができました。

物足りないシーンがあるとすれば日の出前や日没後、光量がかなり落ちた(肉眼でも暗いと感じるような)シーンでしょう。

とは言え完全な暗闇以外、焦点距離を短めにすれば手持ち撮影で1/30秒程度は持ち堪えてくれますし、当然ですが三脚を使えば月夜も余裕で撮れます。

特に私の使っているZ30には手ぶれ補正機能がついていないため、そのネガが感じやすいこともあるかと思います。

ただ、レンズ性能としては申し分なく、これまで以上に自由な発想で撮影を楽しむことができています。

どうしても手ぶれ補正にこだわりたい場合、ニコンのミラーレスフルサイズ機は全てボディ内手ぶれ補正付きのため、そちらを選ぶのもオススメです。

ぜひ、レンズ購入を考えている方には、試してみる価値がある製品だと思います。

助手席から撮影。日没後でかなり光量が落ちたシーン。揺れる車内でもぎりぎりボケずに撮影可能だった。もちろん、完全に止まっていればさらに余裕で撮影できる。
三脚使用で撮影。晴れた月明かりはかなり明るいので1/125程度でも撮影可能だった。

ちなみに収納は・・・

NIKKOR Z 24-120mmf4Sの収納方法には特別気を使うようなことはありませんが、せっかく良いレンズを買ったので収納バッグを買いました。(防湿庫は置き場の問題で断念)

カメラ関連のグッズを収納することも考えて選ぶと、より効果的に運べるようになります。

例えば他のレンズやNDフィルターを保護するためにも収納バッグを使うことをお勧めします。

収納バッグにグッズをひとまとめにしておけば、急な外出時でも忘れ物を気にせず、安心して活用できるでしょう。

私が選んだバッグはこちら。

アマゾンでの通常価格が4,180円前後でしたが、プライム感謝祭で15%オフの3,553円で購入できました。

Z30にレンズフードをそのままつけた状態でも余裕で収まります。

写真左は16−50mmを緩衝材(中に乾燥剤も)に入れて収納。右がZ30+24−120mm。このバッグは高さ21センチのものまで入れて閉じることが可能。
Z24−120mmとZ30の組み合わせではレンズフード先端からボディ後端までは20cm以下(19.8センチくらい)。
カメラ本体とレンズ2本の他、予備バッテリーやモバイルバッテリー、ブロア(Lサイズ)、仕切りにあるポケットには防カビ・防湿剤も収納。全て入れてもまだまだ余裕がある。
バッグなのでそのまま持って出かけることができて便利。手持ち付近にはDリングもついている。

最後に

NIKKOR Z 24-120mmf4Sは、購入して本当に良かったと実感しています。

キットレンズの16−50mmに比べると、撮影に関する様々な性能がアップグレードされ、写真撮影がより一層楽しめるようになりました。

このレンズが私の撮影ライフを豊かにしたことは間違いありません。

今後もこのレンズでたくさんの素敵な瞬間を残していきたいと思います。


以上、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

これからも本ブログ「青天井なカメライフ」をよろしくお願いいたします。

あなたの人生が青天井に楽しくなりますように。

ではまたー!

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